
1990年 David Austin作出
四季咲き <強健>
花径:約8?10センチ /花形:ディープカップ?クォーターロゼット /香り:強香(ダマスク)
樹高50?70センチ前後 /樹形:ブッシュ /棘:小さい
濃いクリムゾンレッドの大人っぽいバラ、 ザ・プリンス 様
いくえにも巻いた花びらの奥に、キラリと金雌しべをのぞかせて 見る人の心を射止めます。

この画像は、今年の春 5月6日に撮影したものです。
微妙にピンボケしてしまいました。
あぁ、三脚を立てればよかった! 後悔あとをたたず。
悔しいので、ちょっと加工して 絵画風のポストカードを作ってみました。
どうかしら?

『白やピンクの清楚なイメージのバラから始めた人も、最後は赤黒のバラにたどりつく…』
昔、BISESの記事に書いてあった言葉ですが、私もその一人。
最初の頃は 赤いバラなんて陳腐なイメージだわっと思っておりましたのに
いつしか 赤いバラが目に留まるようになり、
ザ・プリンス、フォールスタッフ、ウイリアムシェークスピア2000など
脳内庭園には いくつもの黒紅色のバラが満開に…

そんな時でした。
某百貨店の英国フェアで 出会ってしまったのです。
室内に作られたイングリッシュ庭園で 無数に咲き乱れるバラの中にあって
ひときわ黒く、凛々しく… バチッ バチッ バチッ !!!! と音がするくらい
強烈に目があってしまったのです

運命の出会い。即、予約してお迎えいたしました。

その翌年に咲いたプリンス様のお顔がこちら。
とても黒く、まるで日本画のような写りですね。
春にここまで黒く咲くのは珍しいです。
撮影日は2006年5月8日になってます。
昔の写真と今の写真を並べてみると、
毎年 1番花は「子供の日」 あたりに咲き始めていることが わかります。
「子供の日」はメアリーの結婚記念日。
記事を書きながら、ますます このバラ様が好きになってまいりました。
ザ・プリンス様は、四季咲き性が強く 冬 12月や1月に咲くこともございます。
春の花は、どちらかというと 明るめ(最初にご紹介した画像)の色でございますが
秋・冬に咲くと よりいっそう黒く、花びらのビロード感が増します。

これは昨年11月の画像。
ザ・プリンス様は、香りも絶品で、1輪だけでも高貴な存在感が漂います。
時間とともに、ロイヤル・パープルといわれる 紫をおびた色に変化し、
さらに時間が経過すると 花ふちが少し白っぽく退色します。
多くのバラは 退色が始まると見苦しくなるのですが
花持ちがよく 花瓶でそのままドライフラワーになることもあるプリンス様。
人によって捕らえ方は違いますが、紫になって、朽ち果てて灰になるまで美しい…
私は プリンス様のことを そう思っています。

こちらは今年の7月25日に撮影した 夏のプリンス様。
少しピンクをおびて、妖艶な感じのお顔です。
(初めてご覧になる方のために。画像のコインは1円玉の大きさです)
樹形はコンパクトで、剪定が少々間違っても ご自身で美しい樹形を整えられます。
込み合わないように、U字を描いてまっすぐ伸びた枝の先に
1つずつ 美しい花をつけます。
そして、花枝をカットした瞬間に、次の花芽のスイッチが入るのでしょうか…
本当によく花をつけてくれます。
手狭なベランダゆえ、基本的に1種類 1鉢のお迎えですが
このバラ様は 2鉢ございます。 なぜって…、おわかりにございましょう?
バラ苗の予約が始まるのは9月半ば頃からですが
このバラ様をお迎えしてみたいなぁと思われた方はこちらからどうぞ…ザ・プリンス
今日も最後までお付き合いくださり、ありがとうございました


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